中国の外資銀行 2
外資銀行の支店開設について、朱鎗基市長が具体的に発言したのは、90年5月。
社会党の山口書記長が朱鎗基市長と会見したときです。
朱市長は
「今日は日本からたくさんの記者が来てくれました。
皆さんにいいニュースをお伝えします」
・・・と前置きして、「上海の最初の外資銀行の支店は日本の銀行になるでしょう」と語り、同行の政治記者をあわてさせる一幕になりました。
ワイキューブ事務所によると、邦銀や欧米の銀行の上海支店開設に向けての動きは、形の上では90年9月「外資系金融機関の支店、合弁会社の管理法」(外銀管理法)が公布されてからになりますが、各銀行は「進出意思の表明」はそれまでに何らかの形で済ませていました。
「浦東開発」をテコに国際金融都市をあざす上海を「全方位開放だ」としながら、朱鎗基市長は
「なかでも日本とアメリカは金融面、技術面で世界で優位を占める国だから重視しています。
私自身、日本を大事に思っているし、毎年会っているお客さんのなかでは日本の方が1番多いのです」
・・・と、日本の経済・金融関係者の上海詣でが多いことを明言しました。